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絶対領域

初詣に神宮に行ってきました。
祝日とはいえ、お正月ももう9日だし人も引いただろうと思って行ったんですが甘かったです。
ものすごい人でした。それにタイミングが悪かったのか巫女さんも見れませんでした。残念。

最近、小説を読むのマイブームです。しかも今までまったく手を出したことがない外人さんの小説に手を出してます。
昨日から100百年近く前に書かれた、日本では1989年に翻訳された有名な某小説を読んでいるんですが、その中に絶対領域という言葉が出てきました。
絶対領域という言葉は、去年バンプレストが商標登録を出願したことで一般にも一気に有名になりましたが、もしかしたらこれが日本で最初にメディアに出た絶対領域かも知れません。
以下に書き出しますね。

それこそ果のない存在と自己の<一にして全>、<全にして一>の状態にほかならなかった。単に一つの時空連続体に属するものではなく、存在の全体的な無限の領域――制限をもたず空想も数学もともに凌駕する最果の絶対領域――その窮極的な生気汪溢する本質に結びつくものだった。

と、こんな感じです。
いやわかってますよ。意味がよくわからないですよね。一文だけ書き出したのでよけいにそう感じると思いますが、もし全文あっても意味がよくわからないと思います。
でもどうやら著者はですね、この絶対領域とよぶ未知領域をある種の存在、ある種の神性であるといってるみたいなんですよ。
まるで他人の昨日見た夢を聞かされてるようなガンガンに頭が痛くなる小説でしたが、途中何度も中断しつつ最後まで読みました。

絶対領域の語源がなんなのかという話は正直どうでもいいですが、いま絶対領域が意味するところの『ニーソとミニスカの間の太ももの領域』には、ある種の神々しさは覚えますな。はは。

BGM : Do you know the magic / 詩月カオリ